【皮膚科薬剤師が解説】化粧はダメ?化粧と塗り薬の順番

スキンケア

 

顔二 赤美
顔二 赤美

こんにちは。お薬ください。

 

薬剤師の薬子
薬剤師の薬子

顔の湿疹ですね。

ステロイド外用薬1日2回で処方されていますよ。

 

顔二 赤美
顔二 赤美

メイクはどうしたら良いですか?

  

薬剤師の薬子
薬剤師の薬子

お薬を使用している間は、お化粧を控エテクダサイ

 

顔二 赤美
顔二 赤美

じゃあどうしたら良いのよ!!

   

メイクをする方は皆さん悩みますよね。

 

ビジネスシーンからプライベートまで、お化粧する理由は人それぞれです。

 

塗り薬を使用している間も、

お化粧することができます。

 

薬の種類によって注意点が異なりますので、3つのパターンをご紹介します。

 

1. 保湿剤を使用する場合

  

保湿剤を使用する場合は、一般的に

  • 化粧水
  • 乳液
  • 保湿剤
  • 化粧下地
  • ファンデーション

の順番で使用します。

 

顔二 赤美
顔二 赤美

美容液はどうしたらいいのかしら?

 

と悩まれる方もいるかと思いますが、お薬もスキンケアも基本は同じです。

 

油分が多いものを先に使用すると、後から使う水分がお肌に浸透しづらくなります。

 

そのため、水分が多いサラサラしたものからに使用します。

   

🌱補足🌱

ここでいう保湿剤とは、軟膏タイプクリームタイプのことを指します。

液体タイプのものであれば、化粧水や乳液の前に使用しても構いません

 

 

2. 保湿剤以外の治療薬を使用する場合

 

保湿剤 “以外”の治療薬というと、

  • ステロイド
  • 非ステロイド(プロトピック、コレクチムなど)
  • ニキビ治療薬

などを指します。

 

こちらも順番は、

治療薬⇒お化粧 の順番で塗布します。 

  

しかし、治療薬の場合は保湿剤と違い注意点があります。

 

それは副作用のリスクです。

  

治療薬を塗ったあとに、ファンデーションなどのお化粧でをしてしまうと、密封状態となり、治療薬の吸収率が上がります

 

は吸収率が高い部位なので、副作用のリスクがさらに上がります。

    

顔二 赤美
顔二 赤美

じゃあどうしたら良いのよ!!

   

塗った治療薬を密封状態にさせないようにするためには、ファンデーションは『薄めを意識して使用することが重要です。

 

短期間の使用であればさほど影響はありませんが、いずれにしても起こりうる副作用を理解しておけば安心ですね。

 

  

 

3. 保湿剤と治療薬の両方を使用する場合

おそらく皮膚科に受診した場合は、このパターンが最も多いかと思います。

 

保湿剤治療薬の両方が処方された場合は、

保湿剤⇒治療薬⇒お化粧 の順番になります。

  

顔二 赤美
顔二 赤美

もし順番を間違ったらどうなりますか?

  

白馬
白馬

副作用のリスクが高くなります!

 

保湿剤と治療薬の順番については、こちらの記事を参考にしてください。

  

 

 

4. まとめ

治療期間はお化粧を控えたほうが無難ですが、

基本的にお化粧をしても問題ありません

  

必ずこちらの順番を守って使用してください。

  • 化粧水
  • 乳液
  • 保湿剤
  • 治療薬
  • お化粧

 

ただし、

保湿剤”以外”の治療薬を使用される場合は、ばっちりメイクを控え、薄めのメイクを意識してください。

 

正しい順番をきちんと守って、安心してお化粧を楽しんでくださいね。

 

白馬
白馬

治療薬は1日2回で処方されることがほとんどです。

お化粧をするからといって、1日1回の塗布に変更してしまうと、治療が長引き悪化する可能性があるので注意してください。

 

 

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